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地方競馬をもっと知ろう

南関競馬について

一般的に「南関競馬」と呼ばれるこれは「南関東公営競馬」を略した言葉であり、「南関四場」と呼ばれる場合もあります。大井競馬場、船橋競馬場、浦和競馬場、川崎競馬場の4競馬場で開催される地方競馬上を総称するものであり、地方競馬としてはもっとも売り上げをあげています。それと同時に賞金レベルも地方競馬の中では上記4場にて開催されるものがもっとも高く、地方競馬としてもっとも活気のあるシーンであると言えるでしょう。

また各競馬場では、馬券発売の合理化や競走馬のクラス制の整備など競馬のシステム体系における取り組みも積極的に行われており、地方競馬の活性化に大いに貢献していると言えるでしょう。

ホッカイドウ競馬について

北海道が主催する地方競馬は、一般的に「ホッカイドウ競馬」といった名称で認識されています。札幌競馬場、函館競馬場、帯広競馬場、旭川競馬場、岩見沢競馬場を中心として開催されてきたホッカイドウ競馬ですが、道内経済不況、中央競馬との競合といった理由から、1997年には函館競馬場、岩見沢競馬場、帯広競馬場におけるレースは廃止とされ、札幌、旭川、そして新設された門別競馬場に集約してレースが行われるようになりました。

とは言え国内最大の馬産地におけるレースであるだけに話題性は高く、またこれまでに数々の強豪馬を輩出してきた背景もあり、地方競馬ファンのみならず中央競馬においても非常に注目度の高いものであると言えます。

競走馬の格付けについて

地方競馬での馬の格付け(クラス分け)は、大きく「2歳」「3歳」「一般」、競馬場によっては「4歳」「3歳A1」と区分されており、この格付けに基づき番組の編成が行われます。また「一般」においては、A、B、Cといったアルファベットによるランク付けから更に1、2、3と数字による格付けがなされているケースが多く見られます。それぞれのレースにおける編成要領は各競馬場によって異なりますが、格付けの基本的な考え方は共通したものであると言えるでしょう。

ただし、一定の成績を残していない馬などについてはその年齢に関わらず、収得賞金を基準として番組編成が行われる場合もあります。馬の格付けの詳細については、各競馬場にて確認するのがもっとも確実でしょう。

ナイター競馬について

地方競馬では、夜間でも競馬を楽しめる「ナイター競馬」というものがあります。地方競馬は、基本的に中央競馬によるレースと重ならないよう平日にレースが開催される場合がほとんどですが、そのために会社員などは昼間の来場が困難なものとなります。そこで限定された顧客層というデメリットを解消し、「来場が難しい人」などをターゲットに設けられたのがこの「ナイター競馬」というわけです。

日本でナイター競馬が初めて開催されたのは1986年7月31日大井競馬場によるものであり、この試みは会社帰りのサラリーマンやOLなどに非常に高い人気を博しました。一般的にナイター競馬は「ナイターレース」「トゥインクルレース」などと呼ばれています。

騎手について

地方競馬の一つのみどころとして、「女性騎手が多く活躍している」というものを挙げることができるでしょう。地方競馬で初めて女性騎手がデビューしたのは昭和43年のことです。これを皮切りとして女性騎手の登場が見られるようになり、IQJS(インターナショナルクイーンジョッキーシリーズ)三連覇を成し遂げる騎手の登場など、女性騎手の輝かしい活躍が話題となりました。

しかし、女性騎手の成績は男性騎手と比較すると総じてやや低い傾向にあります。やはり過酷なレースにおいて基礎的な体力面など、女性は男性よりも肉体的に劣る部分があります。しかし海外においては男性を凌いで好成績を収める女性騎手などもいるため、女性騎手が男性騎手を凌いで活躍するチャンスはまだまだあると言えるでしょう。全国の女性騎手達へのこれからに期待したいところです。

馬券の種類について

一般的には「馬券」と呼ばれますが、この「馬券」の正式名称は「勝馬投票券」と言います。地方競馬における馬券の種類は各競馬場によって異なりますが、最多で9種類となりそれぞれ「単勝」「馬連単」「馬連複」「ワイド」「三連単」「三連複」「枠連複」「枠連単」「複勝」となります。

平成15年4月からはシステムをより分かりやすくするために、勝馬投票券の発売方法が変更されました。変更点として一つは「全ての競馬場で単勝、馬連単、馬連複の2投票法を共通して発売する」というもの、もう一つは「勝馬投票券の発売開始時点で出走頭数が8頭以下のレースにおける連勝式勝馬投票券は、馬番号(馬連単、馬連複)で発売する」とされました。

地方競馬の収益金について

レースによって得られる収益金は、各競馬場においてどのように用いられているのでしょう?

一見、主催者サイドは一つのレースで莫大な利益をあげていそうにも見えるのですが、実際のところは勝馬投票券の購入額のうち約75パーセントをレース的中者へと払い戻すことになるそうです。残りの25パーセントをレース開催のために必要な経費、地方競馬全国協会への交付金、公営企業金融公庫への納付金に宛て、それらを差し引いた分が主催者の収益金となります。つまり、ファンによってレースに投入される金額のほとんどはファンに還元され、実際の利益はそのうちのほんの一部という事になるわけです。このため客離れという現実は非常に深刻なものとなり、近年運営の危機が叫ばれているのです。