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地方競馬の基礎知識
地方競馬とは
地方競馬とは何でしょう?地方競馬とは、地方公共団体などにより開催される競馬の事を指します。地方公共団体の主催ということから「公営競馬」などと呼ばれる場合もあります。一般的に知られる、公式ルールに則った大規模な競馬は「日本中央競馬会(JRA)」によって開催されているものであり、この「地方競馬」とは根本的に異なるものとなります。
地方競馬は長年に渡り地域の発展に貢献してきました。地方自治体の貴重な収入源となり、また人々の貴重な交流の場となってきたのです。パワフルなレースが特徴的であり、地方競馬独特の魅力はこれまで多くの人々に愛されてきました。レースによっては、1トン以上もの重さがあるソリを引っ張りながら走るものなどもあります。
地方競馬と中央競馬
さて、それでは地方競馬と中央競馬(JRA)の違いについて触れていってみましょう。
地方競馬と中央競馬の違いとしてまず挙げることができるのは、「主催者が違う」という点です。前項でも触れたように、中央競馬は政府が全額出資する特殊法人により全国的な規模で運営されているのに対し、地方競馬は各自治体によってそれぞれ運営されています。このため、以前は地方競馬と中央競馬はまったく別のものとされ、地方競馬に所属する騎手が中央競馬のレースに参加することや、逆に中央競馬の騎手が地方競馬のレースに参加することは原則的に認められていませんでしたが、地方競馬と中央競馬の交流が盛んに行われるように昨今、騎手や馬が双方のレースにおいて活躍する機会なども増えています。
地方競馬の歴史
地方競馬は、1927年8月27日に農林・内務省によって地方競馬規則が定められたことによって始められました。畜産組合、畜産組合連合会などによって主催され、今もなお小規模ながら地方でレースが開催されています。また、これと同様に競馬場を所有している各市町村において、地方公共団体、一部事務組合などによって開催されるレースなども地方競馬とされます。
先にも触れたように競馬は主にこの「地方競馬」と「中央競馬」によって成り立っていますが、近年においては地方競馬の運営が非常に厳しいものとなっているのが現状です。その主な原因としては地方競馬の客離れにあり、これによって厳しさを強いられている現状はこれからますます深刻化していく事が予想されます。地域の伝統、そして地域の交流の場として活躍してきた地方競馬が、その鳴りを潜めてしまうのはとても寂しい事ですね。
地方競馬の種類
地方競馬には主に「ばんえい」と「平地」の二種類があります。サラブレッド系種などの軽種馬などによって行われる一般的なレースを「平地」とし、農耕馬として利用されてきた重種馬によって行われるレースが「ばんえい」と呼ばれます。
ばんえい競馬のもっとも特徴的な点は、馬が鉄製の重厚なソリを引きながら走力と持久力、体力や脚力を競うといった点であり、一般レースとはまた異なった迫力が多くの人々を魅了してきました。ばんえい競馬は北海道独自の文化として北海道遺産に選定されており、今では北海道の名物の一つであるとも言えるでしょう。レースは直線200メートルのコースで行われ、途中に二箇所の障害が設置されているのが普通です。まさに馬と騎手の体力の限界に挑む、究極の競技であると言えるでしょう。